ミドリムシの脂肪酸

ミドリムシ(ユーグレナ)には様々な不飽和脂肪酸が含まれています。

 

そのミドリムシに含まれる不飽和脂肪酸とは、以下の通りです。

 

ミドリムシに含まれる不飽和脂肪酸

 

DHA、EPA、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エイコサジエン酸、アラキドン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、ジホモγ-リノレン酸

 

ミドリムシは、植物と動物の性質を持ち合わせているため、魚や動物に含まれているオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)が含まれています。

 

このオメガ3脂肪酸のうち、DHA(ドコサヘキサエン酸)は私たちの体を形成している60兆個の細胞の細胞膜を健康な状態に保つのに役立ちます。

また脳の約6割は脂肪で出来ており、さらにその4割はDHAによって形成されていると言われているため、脳の神経細胞の健康を維持することにも関係してきます。

 

一方、EPA(エイコサペンタエン酸)には血液をサラサラにして動脈硬化を予防する働きがあることが知られています。

 

それ以外にも、EPAには花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑制する働きがあります。

 

さらにミドリムシ(ユーグレナ)にはオリーブオイルに多く含まれており、便秘を解消する効果があるとされているオレイン酸も含まれています。

 

このオレイン酸はDHAやEPAがオメガ3であるのに対し、オメガ9と呼ばれています。

 

また、ミドリムシにはオメガ7と呼ばれるパルミトレイン酸が含まれています。

 

このパルミトレイン酸が含まれている食材は珍しく、パルミトレイン酸の効果効能に関してはまだ完全に明らかにされてはいませんが、最近の研究では、脂肪代謝や炎症、老化防止などに効果があるといわれています。

 

このように、ミドリムシ(ユーグレナ)には、ビタミンミネラルアミノ酸といった栄養素のほかにも、からだにとって良い働きをする脂肪酸が多く含まれているのです。