ミドリムシのアミノ酸

ミドリムシ(ユーグレナ)にはアミノ酸が豊富に含まれています。

 

ミドリムシに含まれるアミノ酸は、以下の通りです。

 

ミドリムシ(ユーグレナ)に含まれるアミノ酸

 

バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン、グリシン、セリン、シスチン

 

アミノ酸は自然界では500種類ほど存在すると言われていますが、人間の身体のタンパク質を構成しているのはわずか20種類です。そのうち9種類は体内で合成出来ないため、「必須アミノ酸」(バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・トリプトファン・ヒスチジン・スレオニン) と呼ばれています。

 

それらのアミノ酸によって構成されているタンパク質は、からだの組織を作るために必要不可欠なうえ、生命を維持するためにも重要な働きをしています。その働きとは以下の通りです。

 

 

  ①筋肉や内臓から皮膚、爪、髪まで生体すべてを作っています。

  ②代謝に欠かせない酵素を作ります。

  ③消化管や脳神経で機能を調節するペプチドホルモンを作ります。

  ④体を感染などから守っている免疫グロブリンを作ります。

  ⑤血液凝固にかかわるトロンビンやフィブリノーゲンを作ります。

  ⑥すべてのたんぱく質はDNAからRNAを経て合成され、遺伝子現象を発現します。

  ⑦ヘモグロビンは酸素を運搬します。

  ⑧リポたんぱく質は、血中で脂質を運搬します。

  ⑨血液やリンパ液などの浸透圧を調節しています。

  ⑩血液を弱アルカリ性に保ちます。

  ⑪エネルギー源としても利用されます。

(中嶋洋子監修『栄養の教科書』より抜粋)

 

 

ちなみにタンパク質はアミノ酸に分解されると小腸から吸収されて体の組織を作るための材料として用いられます。

 

また体の組織がきちんと作られることは、日頃の健康維持にもつながります。

 

そのため体作りや健康管理のためには、アミノ酸をきちんと摂ることが大切になってきます。

 

ミドリムシ(ユーグレナ)には、様々な栄養素のうち、体内で作ることが難しい必須アミノ酸が多く含まれているため、サプリメントなどからミドリムシを摂ることは、からだ作りのために役立ちます。